サギナ(アイリッシュモス)の植え方と育て方。生育画像の日記ブログ!
2017/09/29
アイリッシュモスとの出会いはお出掛け先でなんとなく立ち寄った道の駅。
地域の特産品やおみやげ物でも見ようかなとブラブラしているとお店の片隅のワゴンの上に並べられたアイリッシュモスと目が合う。
淡い黄緑色でフワフワした愛らしい容姿に心を奪われワゴンの前で足を止めること約10分。
おそらく商品名であろう、ポップには「もふリッチ」と書かれている。
この子を連れて帰りたい・・・
しかし園芸や植物の知識や経験などほぼ皆無な自分が連れて帰って立派に育てることが出来るのだろうか?
過去に園芸と言えるような経験は小学生の夏休みに育てたアサガオくらいだ。
それも、ほとんど母親が毎日のように水をあげて育ててくれた。
もし無責任に連れて帰って枯らしてしまってはこの子を不幸にするだけだ。
ワゴンの前で足を止める40台半ばのおっさんは心の中で葛藤していた。
そして、我に返るとモフリッチを大事に両手で持ってレジに並ぶ自分がそこに居た。
この子を立派に育てて幸せにしてやろう、レジでお金を払いながら心の中で誓う47歳の春であった。
アイリッシュモスを植木鉢に植え替える
嬉しさと緊張感の中で我が家の一員となったもふリッチ。
家族になったのだから、まずは命名しなくては!
という事で悩みに悩んだ末に決定したのが「モフモフさん」。
まずはモフモフさんを知る事から始めようと特徴や植え方をネットで検索。
モフモフさんはナデシコ科でサギナというのが本名らしい。
アイリッシュモスやもふリッチは通称名のようだ。
苗植えは3月~5月、9月~10月が適期で多年草とある。
寒さには強いが、暑さには弱いようだ。うーん、なんて健気なんだ。
今日は4月22日。適期真っ盛りではないか!!
モフモフさんは黒いビニールの容器に入れられて売られていたので、まずはお気に入りの鉢に植え替えてやらなければ。
帰る道中、白い植木鉢で育ててやろうと決めていたので早速買い物に出る。
鉢の他に土や肥料も必要だ。
目指すは近所のダイソー。
ネットで調べたものをメモして店内で物色すると必要なものが全て揃った。
おまけにイメージ通りの白い鉢までも・・・恐るべしダイソー。
会計を済ませるとモフモフさんを植え替えるため家路を急ぐ。
購入したのは「花の土」、「鉢花・観葉植物の肥料」・「根腐れ防止ゼオライト」だ。
ネットでいくつかのサイトで念入りに調べて鉢の植え替えを進める。
ちゃんと生育するように慎重にやらなくては。
まずは桶の中で土と肥料を丁寧に混ぜ合わせる。
そして鉢の底に水はけを良くして根腐れを防止するゼオライトを敷き詰める。
次に土と肥料を混ぜ合わせたものを鉢に入れていく。
土の中央を掘ってモフモフさんを入れるスペースを確保していよいよ植え替えだ!
少し見すぼらしい黒いビニールの容器から丁寧に取り出し移し替える。
おぉぉぉぉ~なんて可愛いんだ!
白と緑のコントラストが美しすぎるではないか。
親ばかではないがこんなに可愛いもふリッチは見たことがない!!
しかしこれがゴールではない。
スタートなんだと責任の重大さを肝に銘じモフモフさんとの生活が始まるのであった。
育て方や手入れが間違っていたのか枯れてきた
無事に白い鉢植えに引っ越しを終えたモフモフさん。
調べたサイトによると日陰に置いて、水は土の表面が乾いたらあげるのだと書かれていた。
知識のない自分としてはこれを信じて書かれた通りバルコニーの日光の当たらない日陰の場所をモフモフさんの住処にしてもらう。
そして4月なのでさほど気温も高くない、水は2日に1度くらいでいいかと判断して実行した。
我が家にやってきて約5日間ほどは特に枯れる様子もなく、すくすくと育ち新しい土に根を張ってくれているものだと安心した。
しかし!1週間ほど経過したころ水をあげようと茎の下の方の一部が枯れだしているではないか・・・
やばいっ、このまま枯れが広がって取り返しのつかない事になってしまうのではないか!
(あまりのショックに枯れている部分の写真を撮る余裕すらなかった)
急いでPCの電源をオンにし検索。
「アイリッシュモス 育て方」・・・検索っ
生産者さんが書かれているサイトを発見し、隅から隅まで読み漁る。
どうやら春と秋は日の当たるところに置いて水はたっぷりと毎日やるのが良いと書かれているではないか!
始めに閲覧し参考にしたサイトはなんだったのか!?
早速、モフモフさんを日当たりの良い場所に引っ越ししてもらい水をたっぷりと掛けてあげた。
心なしか気持ちよさそうに水を吸収しているように見えた。
それから数日後には枯れていた部分が緑色に戻り元気を取り戻してきた。
良かった~あのまま枯れてしまったら何と言ってモフモフさんに詫びればよかったのかと五月晴れの空を眺める5月の昼下がりであった。
その後も6月中旬までは日向に置いて水を夜にたっぷりあげながら平穏な日々が続いていった。
水は朝にあげた方が良いのかとも思ったが仕事の都合上、毎日夜にあげていたが元気に育っていたので問題なかったようだ。
6月中旬を過ぎた頃、日差しが強くなってきたのでモフモフさんを再び午前中だけ日が当たる場所へ移ってもらった。
水は相変わらず毎日夜にあげる。
7月中旬、すくすくと育ち鉢に植え替えた頃よりずいぶんと大きくなった。
植木鉢から溢れんばかりの育ちようだ。
道の駅で出会い、枯らさずに育てらるか?と葛藤した日が懐かしく思い出される。
なんとかモフモフさんを無事に育てていることに胸を撫でおろすのであった。
順調に成長しそろそろ剪定しようかと思ったら花が咲いていた!
7月末、虫の害にも遭わず背丈も随分と伸びた。
少しみっともない位に伸びてきたので丸くなるように剪定しようかと思ったその日に花を咲かせているではないか!
小さな白い花だ。
他にもいくつかつぼみらしきものがある。
目頭が熱くなった。
ここまで順調に育ってくれただけでも感謝しているのに花まで咲かせてくれるなんて・・・
しばし時を忘れてモフモフさんを眺める。
美しい黄緑の葉に小さな白い花。
植物を育てるってこんなにも感動するのだと、この歳になって初めて気づく。
剪定をするのはこの花たちが咲き終わってからにしよう。
モフモフさんが少しボサボサさんになっているけど、これも元気に育っている証拠だろう。
ただ、伸びたままにしていると根本の部分が蒸れてよくないようなので毎日目を配っていこう。
剪定した際にはまたご報告したいと思う。
なんとか暑い夏を乗り越え、秋には肥料をあげなくてはいけない。
初めて迎える夏を心して挑んでいく。
モフモフさんの成長をこのブログに日記として記録していこう。
【続報】
■花も咲き終わったのですっきりと剪定したよ! 9月5日 晴れ■
愛らしい小さな白い花を咲かせてくれたモフモフさん。
どうやら花の時期は終わったようなので伸び切った葉をカットしました。
また根本の陽が当たらない部分が少し枯れていたので今回はスッキリとスポーツ刈りをイメージして。
写真はカット後3日が経過したものです。
枯れていた部分も元気を取り戻し緑が戻ってきました。
9月の末には肥料をあげて栄養を補充する予定です。
愛情と手間をかけると元気に育ってくれるモフモフさん。
冬の寒い時期を乗り切るためにしっかりと知識をつけねば。
まとめ
今回はモフモフさんとの出会いから花を咲かせるまでの記録を残した。
今から始まる夏の暑さを無事に乗り越えれるよう成長を見守っていく。
そして秋、冬とそれぞれの季節をモフモフさんと歩んでいこう。
ゆくゆくは地植えしてグランドカバーとして庭一面をモフモフさんで覆いつくそう。