痛風患者の食事の注意点!プリン体の多い食品は?アルコール大丈夫?
2016/01/13
ある日、突然襲ってくる痛風の発作。
初めは何だか足の親指の付け根がムズムズするなぁ~位なのですが、それが段々と痛みに変わっていきます。
そして、最後のには布団に触れる程度でも激痛が走り眠る事すら出来なくなってしまいます・・・
痛風が発症した場合は病院で診察を受けて適切な治療を受けるのは勿論ですが、今回は食事で注意するポイントを
ご紹介していきます。痛風は発症しても、その後の治療や生活習慣を改善すれば恐れる事はありません。
要は生活習慣病なので習慣を改善すれば症状も抑えることは可能なのです!!
痛風発症時の食事の注意点!
痛風の痛みは薬を服用することで抑えることはできますが、やはり尿酸値を基準値に戻し根本から改善することが大切です。
改善するためには尿酸の元となるプリン体をいかに摂取しなようにするかがポイントなんです。
痛風の発作を発症している時は、体内のプリン体を出来るだけ減らさなければなりません。
要はプリン体を多く含む食品は絶対に食べないことが基本です。
そして、すでに体内に取り込んでしまっているプリン体を尿と一緒に体から取り除くことが大切です。
では、プリン体の多く含む食品はなにか?また、どのように食習慣を改善していくべきかを学んでいきましょう!!
プリン体を多く含む食品は?
プリン体を多く含む食品として、
【海鮮類】
明太子・牡蠣・エビ・ウニ・カニ・カツオ・サンマ・イワシ・マグロなど
【乾物類】
昆布・椎茸など
【肉類】
レバーなどの内臓系・ハム・ベーコン・豚ロースなど
【その他】
米・パン・豆腐・かまぼこ・イモ類・果物・グリンピース・カリフラワー
ホウレンソウ・アスパラガスなど
このようにプリン体を多く含む食品は沢山あるので、それらを全て避けて食事をすることは困難です。
その対処法として、プリン体は溶けやすい性質をもっているので食材を一度茹でてから調理する事により
摂取量を軽減することができます。また、肉類や魚類においては余分な脂も取り除く効果も期待できるので
ダイエット効果も期待できますよ!!
アルコールは大丈夫?
プリン体といえばビールてイメージが定着していますが・・・
じゃあ、ビール以外なら良いのって思いますよね?一般的にはウイスキーや焼酎などの蒸留酒にはプリン体はほぼ含まれていないようです。
でも、プリン体が含まれていないから飲んでも大丈夫って事ではないのです。
プリン体が含まれていなくてもアルコールを含んでいますよね!?このアルコールが曲者なんです!
実際、アルコールを多く飲んだ後に痛風の発作が起こりやすいことがわかっています。
何故かというと、アルコールは肝臓で尿酸を作る手助けをしてしまうのです。その結果、尿酸の濃度を上昇させてしまいます。
更に、痛風の原因として尿酸の排泄機能低下も言われていますが、アルコールを体内で分解するときにアセトアルデヒドという
物質が作られて尿酸の排泄を妨害するのです。
それ以外では、痛風の薬を服用しているときのアルコールの接種は薬の効果を低下させてしまいます。
もし、飲むことを完全にやめれない場合は適量を厳守する。
目安として、ウイスキーならシングルで2杯、ビールなら中瓶1本、日本酒なら1合まで!!
これ以上の摂取は症状を悪化させるリスクが高くなるのしっかり覚えておきましょうね。
まとめ
痛風は症状が出てから気付いたり、対応するパターンが多いようです。
定期的に血液検査で尿酸値の値を把握し、基準値を超えていれば生活習慣を改善して発症の手前で抑えることがベストです。
しかし、発症してもそこから治療と生活習慣を改善すれば怖い病気ではありません。
もし発症しても前向きに取り組み痛風を撃退しちゃって下さい!!