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大人の発達障害とは?仕事上で症状や得意不得意を知って対応を考える

   

職業柄、大学生や高校生のアルバイトさんと接することが多いのですが「んっ?」と感じるスタッフが一定数いることが気になっていました。

人間性の問題ではなく、仕事を通じての対応力や応用力、記憶力、協調性などの部分で何度もアドバイスするのですが本人が理解し実行できない場合が多いのです。

仕事という面でいうと全てのスタッフに対して平等に指導やアドバイスを重ねながら習熟して貰うのですが、どうも同じ部分をぐるぐると周り続けて成長が感じられないのです。

そんな違和感を覚えるようになり、ふと「発達障害」という言葉を思い出しました。

発達障害という言葉を聞くようになった当初は意味も分からず軽い感じで受け止めていましたが、もしやと思い調べてみることに。

家族や友人関係なら受け入れることが出来ても、仕事となると最低限の能力を求めてしまいます。

同じ内容の事を何度も言わなければいけなくなると私自身もイライラして言葉や態度がきつくなってしまうことも・・・

でも、もし仕事への対応力や理解力が劣る原因が「発達障害」という症状からくるものであれば自分自身の許容範囲や忍耐力が増し、指導方法の参考にもなるのではと思ったわけです。

まず最初に誤解が無いように記しておきたいのが「発達障害」であるかも知れない者を排除するのが目的ではなく、いかにそれを理解して成長の手助けが出来るかというのが目的です。

では「発達障害」について調べてみましたので、特に部下を持つ上司や経営者のみなさんの参考になればと思います。

このブログでは職場という環境でどのように指導し接していけば良いのかという部分にフォーカスして書いていこうと思います。

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大人の発達障害の特性とは

まずは発達障害とはどのような特性があるのかを知っていきましょう。

発達障害には様々な症状や特性があるようです。

脆弱X症候群(FXS)やダウン症候群などもその一つです。

その中でも仕事をするうえで支障をきたしやすいと思われる発達障害の主な特性を取り上げてみました。

■注意欠如多動性障害(ADHD)の特性■

●聞かれたことに対しての説明が長い。

●優先順位や重要性などを考える前に目先の作業をしてしまう。

●周囲の人との連携が苦手である。

●同時に2つの作業をするのが困難、もしくは片方を忘れてしまう。

●作業に対しての間違いややり残しが多い。

●時間に対しての意識が低い。

■自閉症スペクトラム(ASD)の特性■

●話し方が堅苦しくなりがちで丁寧すぎる傾向がある。

●相手の目を見て話すのが苦手である。

●想定外の状況への対応力が低い。

●賑やかな場所での会話が聞き取りにくい。

●返事が出来ない事が多い。

●スムーズな動作が苦手で不自然な動きになりがち。

●不器用で細かい作業が得意ではない。

●効率の悪い方法を改善することなく同じ方法を繰り返す。

●他人に対して興味を抱かない。

上記の項目は主な特性としての一例です。

現在、私の職場に勤務するA君と照らし合わせると驚くほど一致する点が多いことに気が付きました。

私自身は医者でもなければ専門家でもありませんので発達障害であると診断するのが目的ではありません。

仮にA君が発達障害かも知れないという前提で接することで業務や職場に適応してくれる事が目的なのです。

この特性を知って感じたのは、近年のパワハラ問題の原因として発達障害が関係している事例も多いのではないかと思いました。

昔に比べたら発達障害が認知されてはきているが、それを受け入れる社会の体制を整えることが凄く重要な課題であると感じます。

発達障害かも知れない人の仕事上での症状

私の場合は飲食の仕事に従事しており、ほとんどがアルバイトの学生で運営しています。

学生のアルバイトさんなので定期的に入れ替わり多くの人と関わる環境にあります。

現在、発達障害について調べ、多少の知識を得たなかで思い返せばそれに該当するアルバイトさんが数名いたなと思います。

そして、それらの人には共通点が多いので事例として紹介します。

【飲食業における業務の中での事例】

今回は現在も勤務するA君の事例を紹介します。

私が勤務するのは35席ほどの中規模のお店です。

忙しい時でも5名ほどで運営できるのですが、飲食業というのはスタッフ同士の連携が重要です。

それぞれのスタッフの意思疎通ができていてリズムよく業務が進むかそうでないかで効率も雰囲気も大きく違ってきます。

A君の場合はまず返事をせずに行動することが多く、こちらが言った事が伝わっているのか分からない。

当店の場合、お客様の呼び出しベルが鳴ったらそれに対応する者が「ハイ!お伺いします」と大きな声で意思表示するルールになっています。

これは呼ばれたお客様に対しての意味と、他のスタッフに対して自分が応対に行きますよという意思表示の意味もあるのです。

しかしA君の場合は返事をせずに呼び出しベルの鳴ったテーブルに行くので、別のスタッフも同じテーブルに行ってしまうのです。

これに関しても何度も指導するのですが、ベルが鳴ると無言で行動してしまいます。

また、お水を持ってきてほしいと頼まれて取りに行く途中、他のお客様におしぼりを頼まれるとすぐに頭がおしぼりモードに切り替わりそちらを優先して、先に頼まれたお水の事をすっかり忘れてしまいクレームになることもしばしば・・・

仕事が重なった時など、周りに目を配って手の空いているスタッフに頼むことなくパニックになることもあります。

状況によって臨機応変に対応したり2つ以上の業務に対して即座に優先順位をつけて組み立てるというのは苦手なようです。

しかしそれによって業務が停滞したりクレームが出ることが多いのでお店のリズムや雰囲気が悪くなってしまいます。

その他には物を落とす事が非常に多い傾向があります。

例えば奥の物を取る際に手前の物を移動させないと落ちると容易に判断できる状況でもやってしまいます。

車の運転でいう「かもしれない運転」が出来ないという感じです。

細かい事例をあげるときりがないのですが、総体的に見てチームプレイは得意ではないようです。

広い視野で全体を見て判断できなかったり、物事を想定するというのが苦手な傾向が強くみられます。

A君の場合は人間的には穏やかな性格で無断欠勤や遅刻をするというような事もなく問題ないのですが、業務中の連携がうまくいかない事で少し浮いた存在になっているのは事実です。

私は店長という立場で見ていますが、他のスタッフにとっては同じ立場で彼を見るので度重なる失敗や連携の不備に対して不満を抱いているのは明らかです。

そんな状況が続いたので、もしや発達障害なのかと思い調べるに至った訳です。

そこでA君のようなスタッフに対してどのように接していくの彼にとっても職場全体にとっても良い方向に向かうのかが重要になってきます。


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発達障害の人の得意と不得意は?

私自身が今回「発達障害」というものに着目した理由としては、仕事上の迅速性(スピード)、応用力、協調性(チームワーク)という点で、本人にやる気がない訳ではないが理解できていないのだろうと感じたからです。

現段階において発達障害は先天的(生前)な条件によるもので後天的(生後)の環境などの要因ではないとされているようです。

それだけに完治させる治療というものは現段階では確立されていません。

ではいかに、特性を理解したうえで本人に合った業務や指導の仕方を行えば良いのでしょうか?

発達障害が疑われる人にも得手不得手があります。

得意・不得意としてあげられるのが以下の項目です。

【得意】

●マニュアルに対して忠実

●細かい作業が得意

●興味があることへの知識が豊富

●他人と違う発想力や視点をもっている

【不得意】

●複数の人に対して臨機応変に対応する

●複数の人を取りまとめる

●複数の人の動きを想定して行動する

大きな会社や業務によって分担されている職場であれば適性にあった役割を与えてあげることで才能を伸ばせると思います。

研究者や物づくりといった専門職のジャンルが合っているのではないでしょうか。

逆に飲食店や営業職などは不向きだと思います。

実際A君は私の職場である飲食店に勤務していますが、本人も周りも苦労している点は多いのが実情です。

飲食店の場合はスペシャリストよりゼネラリストとしての要素を求められることが多いので発達障害が疑われる人には向いていないかも知れません。

まとめ

私は30年近く飲食業に携わり多くのアルバイトさんと接してきました。

そこで感じるのが今回の「発達障害」かも知れないと思う人が多くなっているのではということ。

発達障害についての知識をつけてから、過去の事例を思い返せば昔からいたのでしょうが近年は特に増えている印象です。

学生のアルバイトで今後社会に出ていく人との接点が多いので、飲食の仕事を通じて少しでも改善してくれたらという気持ちで接しています。

それには忍耐力と継続力が必要ですが受け入れて共に成長できればと思います。

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