フロントガラスの油膜や曇り掃除にメラミンスポンジ使っても大丈夫?
会社の車やマイカーを運転中にフロントガラスの油汚れや曇りが気になった経験があるはず。
特に雨の日や車内外の温度差が大きい日など、普段は気にならない油汚れやタバコのヤニ、手垢などが浮き出て運転に支障をきたした経験はありませんか?
そこでフロントガラスの掃除をしようと、いつも使っているメラミンスポンジなら汚れや油膜をそぎ落としてくれるのでは!?
確かにメラミンスポンジで擦った後にタオルで拭きあげると綺麗にはなるのですが、ひとつ大きな落とし穴が・・・
車のガラスやミラーをメラミンスポンジで掃除する前に目を通してみて下さいね!
フロントガラスの油膜や曇りの原因は?
フロントガラスの汚れと言っても内側と外側で多少の違いがあります。
例えば内側だとたばこのヤニや手垢、湿気や結露によって付着したホコリなど。
外側の汚れは雨や雪、大気中の排ガスや黄砂、PM2.5、花粉などの浮遊物が主な原因。
車内には人が乗り、車外は自然環境にさらされているので気を付けていても汚れが付くのは当然ですね。
特に小さなお子さんいるご家庭なら社内の掃除に洗剤やクリーナーを使うのは避けたいって思う方も多んじゃないでしょうか?
そこでこの汚れを綺麗にする方法として日頃の掃除でも使っているメラミンスポンジなら洗剤もいらないし経済的なんじゃない?って思いますよね!?
でもメラミンスポンジでガラスやミラーを拭くとちょっとしたリスクがある事を知っておきましょう。
フロントガラスの掃除にメラミンスポンジは大丈夫?
単純に考えると“スポンジでガラスを磨いたって問題ないでしょ”って思いますよね。
こういう場合に参考になるのが「モース硬度」。
モース硬度とは“あるもので引っ掻いた時の傷のつきにくさ”です。
●ガラスのモース硬度・・・4.5~6.5程度
●メラミンスポンジのモース硬度・・・4.0程度
と、ガラスの方がモース硬度が高いので傷は付かないと思いがちです。
確かにメラミンスポンジを水に浸してガラスを磨き、タオルで乾拭きすれば汚れや油膜も綺麗に取れます。
しかし、磨く際に加わる荷重や圧力によって肉眼では認識できない程の微細な傷が付いてしまうのです。
掃除をするたびに繰り返す事で傷の量や範囲が広がりガラスの透明度が落ちたり、傷によって出来た溝に汚れが入り込んでしまいます。
フロントガラスの広域に傷がついて運転に支障が出るレベルになるとガラス自体を磨きに掛けなければ元通りにはなりません。
フロントガラスに限らず他のガラス部分や、サイドミラーやルームミラーなどの鏡面に繰り返し使用するのはリスクがあるという事を知っておきましょう。
メラミンスポンジの使用上の注意にも「車の外装面」には使用しないように明記してあります。
フロントガラスの掃除にオススメの方法は?
フロントガラスの掃除と言っても外側と内側によって違ってきます。
最近は便利な商品が販売されていますがお値段も結構します。
特に内側に関しては、小さいお子さんがいるご家庭はケミカル洗剤(科学的に合成されたもの)を使いたくないという声も聞きます。
そこでオススメなのが消毒用エタノール。
エタノールの効果でタバコのヤニや手垢、油の汚れを分解してくれます。
消毒用なので小さいお子さんがいても安心、安全ですね。
【用意するもの】
●消毒用エタノール
●タオル2枚
●マイクロファイバータオル
【手順】
①1枚目のタオルを濡らし絞ってから大まかな汚れを拭き取る。
②2枚目のタオルにエタノールを含ませて汚れを拭き取る。
③エタノールが乾ききる前にマイクロファイバータオルで乾拭きする。
これでフロントガラスは綺麗になります。
消毒用エタノールは薬局やドラッグストアで簡単に購入できます。
もちろん、掃除以外にも色んな用途で使用できるので便利で経済的ですね。
そしてフロントガラスの外側の掃除に私が使用するのは食器用の中性洗剤です。
理屈としてはガラスのコップを洗う原理と同じで排気ガスや水垢、油を綺麗に洗い落としてくれます。
メラミンスポンジではない、柔らかい洗いもの用のスポンジで優しく擦りましょう。
外側なので最後に水でしっかりと洗い流せばピカピカに仕上がります。
まとめ
私自身、水さえあれば綺麗になるメラミンスポンジで掃除するのが楽しくて、色々なものを磨いていて気付いたのが素材や加工によって表面が剥げたり傷つくということ。
そこで調べてみると車のフロントガラスの掃除に繰り返し使用すると傷や曇りのリスクがあったのです。
ガラス磨きにメラミンスポンジは大丈夫?って思われてた方はこの記事を参考にしてみてね。