京都市内で側溝のふたが47枚外された事件。無職の男が逮捕される。
2015年12月に京都市内で市道の脇の側溝のふたが外され、歩行者の男性(23)が足をケガするなどした事件の容疑者が逮捕されました。
自転車やバイクの走行中にふたが外された上を通過するなどしていたら命に関わるような事故を招く恐れもある悪質な犯行です。
ようやく容疑者が逮捕され、動機の究明と再犯防止に繋がるよう進展が期待されます。
逮捕された事件の容疑者とは
1月20日、京都府警右京署は市道の側溝のふたを外したとして道路法違反(道路に関する違反行為)の容疑で住所不定の無職の男(40)を再逮捕した。
再逮捕というのは現在、常習累犯窃盗罪で逮捕起訴されている為だ。
再逮捕の容疑は2015年12月31日の午前6時55分頃に、京都市右京区の市道脇にある側溝のふたを外して中に落とし交通に支障をきたす状態にした疑い。
現場の防犯カメラに容疑者が記録されており、一連の事件との関係性がある可能性もあるとみている。
取り調べに対し男は「知りません」と容疑を否認している。
*常習累犯窃盗罪とは
窃盗罪・窃盗未遂罪にあたる行為を常習的にする罪。過去10年間に3回以上これらの罪で懲役刑を受けた者が、新たに罪を犯すと成立し、3年以上の有期懲役に処せられる。(デジタル大辞泉より引用)
側溝のふたが外された事件の概要
2015年11月21日~12月31日の間に右京区や中京区の市道脇の側溝のふたが47枚外されるという被害が相次いだ。
ふたの大きさは縦約40㎝、横約50㎝、重さ約27㎏。犯人は手で持ち上げ側溝の中に落としたり、川に投げ捨てるという犯行を繰り返していたとみられる。
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道路に関する異変や以上を発見した場合の対応
事件や犯罪には付きものの模倣犯というのが存在します。
もしこの様な状況を発見した場合、まずは市に通報をして下さい。
状況と場所を伝え関係部署につないでもらい事故が起こらないように迅速に対応することが重要です。
けが人や大きな被害を未然に防ぐベストな手段をとり、犯罪者の目的を阻止することが再犯の抑止にも繋がります。
善良な市民の監視の目で地域の安全を維持することが最も効果的です。
まとめ
今回の犯行の容疑者が逮捕されたという報道で一安心ですが、今後同じような犯行が起こる可能性もあります。
生活で誰もが必要な道路での悪質な犯行は、その被害者にいつなっても不思議ではありません。
無差別に被害を加える犯罪を決して許さない為にも、地域の安全は市民全員で守るという意識が重要です。