奈良の又兵衛桜をまだ見てないの?死ぬまでに一度は訪れたい桜の名所
2020/03/27
大和の国、奈良には数々の桜の名所が点在しています。
吉野の千本桜、氷室神社の枝垂桜、談山神社の樹齢600年を誇るウスズミザクラなど古代建造物と桜のコラボレーションは他にはない風景です。
その中でも異才を放つのが宇陀市にある『又兵衛桜』だ。
NHKの大河ドラマ『葵 徳川三代』のオープニング映像で使用され有名になった。
『又兵衛桜を見て死ね』
樹齢300年ともいわれる見事な枝振りのシダレザクラを見ずに死んでは生きた甲斐がないと思わせるほど美しさだ。
又兵衛桜の名前の由来
名前の由来は大阪夏の陣で活躍した戦国武将後藤又兵衛からつけられています。
豊臣家崩壊後に後藤基次(又兵衛)は大宇陀(現 奈良県宇陀市)の地に身を置き、再興の時期を待ったと伝わる。
その又兵衛の屋敷跡にあることから、地元で『又兵衛桜』と名付けられ親しまれてきました。
咲き乱れる枝垂桜と屋敷跡の石垣のコラボレーションは美しさと歴史を感じさせる、言葉では伝えきれない情景を創り出しています。
又兵衛桜の例年の見ごろは?
宇陀市は奈良県の中でも寒冷地にあたります。奈良県の大まかな開花時期よりも1週間ほど遅れるのが例年の傾向です。
桜の開花は、その年の気候に左右されるのでウェザーニュースなどで開花予想をチェックして計画して下さい。
参考として2015年の開花は3月27日(例年より2日早い)
満開は3月31日(例年より5日早い)
例年の見ごろは4月上旬~中旬となっていますが、気温や雨や風などの天候で状況は変わります。
桜が開花し始めて満開までには約1週間。 開花から5日くらいで7分咲きになるのが通例なので、見ごろの目安はこのあたりになります。
又兵衛桜へのアクセスとスポット情報
【電車・バス】
近鉄大阪線 榛原駅で下車。奈良交通で大宇陀行きに乗車し「大宇陀高校前」で下車。そこから徒歩で約20分。
【自動車】
名阪国道針ICから国道369号を榛原方面へ進む。国道370号~国道166号経由し大宇陀地域事務所付近で案内看板を参照する。
【スポット情報】
売店 ○
ビール販売 ○
日本酒販売 ○
公衆トイレ ○
桜祭り ✖
開園・閉演時間 24時間開放
料金 大人100円/子供100円
定休日 シーズン中は無休
まとめ
数ある桜の名所の中でも、独特の感動を与えてくれる『又兵衛桜』は必見です。
屋敷跡の石垣と樹齢300年の枝垂桜は、タイムスリップしたかと錯覚するほど見事な景色を与えてくれます。
「ナポリを見て死ね」という有名なことわざがありますが、僕的には「又兵衛桜を見て死ね」と思わせるほど圧巻の景色です。