伏見の蔵元「キンシ正宗」大吟醸の酒粕で元祖京風お好み焼きを堪能!
2016/03/08
京都の食文化と言えば板前さんの匠の技で五感を楽しませ作れる「京料理」が代表的です。
しかし、近年ではグルメブームも後押しして京都ならではの食材を用い、調理人たちの技術と感性で様々な料理が誕生しています。
その一つとして京都とのイメージが薄い「粉物」から、新星が誕生しました。
それは京都を代表する産業のひとつ、日本酒の醸造過程で出る「酒粕」を使った「お好み焼き」だ。
京都の酒蔵から調達した酒粕でお好み焼き
鉄板の上に流れるソースが醸し出す臭いと音がたまらないお好み焼き。
子供から大人までみんなに愛されるお好み焼きに、なんと「酒粕」を練りこんでしまったのだ。その名も「酒粕玉」。
使用したのは伏見の蔵元「キンシ正宗」大吟醸の酒粕。通常、市販されている酒粕は水分を絞り板状にしたものが一般的だが、この酒粕玉で使用するのは水分を絞っていない状態で調理する。
この酒粕をお湯で溶かし、昆布とカツオだしで仕込む自慢の生地に練りこむ。酒粕を練りこむことで焼く際に焦げやすくなるなるのと、アルコールを飛ばす必要があるため低温で丁寧にじっくりと焼き上げる。
このひと手間で焼き上がりがフワフワに仕上がり、さらに冷めた状態でも酒粕の香りとうま味で独特の旨さを楽しませてくれるのが特徴。
酒粕独特の香りと奥深い味わいがソースと絡み合うこの一品は一度食べるとクセになる事、間違いなし!!
京都グルメなら一度は食すべき「京風粉物」と言っても過言ではない仕上がりになっています。
酒粕玉はどこで食べられる?
この「酒粕玉」を提供してくれるのはJR二条駅からほど近いお好み焼き店「OKONOMIYAKI HOUSE グルグルどん」
京都市中京区西ノ京星池町、TEL 075-801-7887
2014年10月にオープン。店舗面積は21坪。席数17席。お好み焼き一筋11年の店長の増田正裕さんが腕を振るう。
グルグルどんは創作お好み焼きの宝庫!
今回ご紹介した「酒粕玉」以外にもグルグルどんには興味をそそられるメニューがラインナップされている。
ハンバーグをお好み焼きの中に挟みこんだ「ハンバーグのお好み焼き」や、イタリアンテイストのピザソースとトマトを使用した「ピザお好み焼き」などの創作メニューが並ぶ。
そして大黒ホンシメジなど京都の食材をアレンジしたメニューでファンを魅了している。
まとめ
酒粕といえば「粕汁」が一番に思い浮かびますが、あの何とも言えない酒粕の癒しの味わいを取り入れたお好み焼きは興味をそそります。
ソースと酒粕の香りが鉄板のうえで香ばしい香りを放つのを想像しただけでも口がお好み焼きモードになってしまいます。
ぜひ一度絶品「酒粕玉」をご賞味あれ!!