梅雨前に部屋の湿気対策!カビが生える前にやるべき3つのポイント!
もうすぐ梅雨の季節がやってきますね。
曇りや雨の日が多く気温も上がるこの時期は湿気で不快感はマックス。
さらに気になるのがお部屋や押入れ、下駄箱などに生えるカビ。
見た目に汚いのは勿論ですが、カビ臭や空気中に漂う浮遊菌が増えて健康にもよくありません。
梅雨に入ってカビ臭いなって思ってから手を打つより、事前に湿気対策をしてカビの生えにくい環境にしておくのがベスト。
今回は部屋の場所ごとに湿気を抑えてカビが生えにくくなる為のポイントをご紹介していきます。
不快な梅雨を少しでも気持ちよく快適に過ごせるように役立ててみましょう。
押し入れやクローゼットの湿気対策
カビが気になる場所のNO1はやはり押し入れやクローゼット。
ふすまや扉が閉められているのでどうしても空気が循環しにくく湿気が溜まりやすいのです。
まず一番簡単な方法は日ごろからふすまなどを開けておき空気が入れ替わるようにしておくのが基本です。
また、雨の日などは扇風機を押し入れに向けて回しておくと強制的に空気が移動するので効果的です。
ただ四六時中開けっ放しでは部屋が散らかっているように見えるしホコリなども溜まりそうで嫌ですよね。
押入れの中身で代表的なのは布団や衣類。
湿気を吸ってジメッとしたり臭いやカビが気になります。
そんな場合の対策としてスノコと除湿剤を活用しましょう。
①スノコを押し入れの床に敷き、壁もスノコで囲うように設置します。
②床や壁とすのこの間に空間が出来るので、その隙間に除湿剤を数か所置きます。
これで押し入れ内の空気の循環が良くなり、さらに余分な湿気を除湿剤が吸収してくれるので格段に環境が改善されカビの繁殖を抑えることが出来ます。
ポイントはカビが繁殖する条件として「湿度」、「温度」、「栄養」の3つの条件があげられます。
逆に言うとこのポイントが1つでも満たされなければカビは繁殖しにくいという事です。
これは押し入れに限らず他の場所でも共通なので覚えておいてくださいね。
下駄箱の湿気対策
ただでさえ汗で湿気たり臭いが気になる靴をしまう下駄箱。
さらに梅雨の時期は湿気でこれに拍車が掛かります。
下駄箱の中はカビにとっては最高の条件が揃っていると言っても過言ではありません。
革靴なら表面に生えたカビを拭き取ることも出来ますが、スウェードの靴がカビにやられてダメになってしまった経験はないですか?
またお客さんが来たら必ず通る玄関の臭いはほんと気になります。
下駄箱の湿気対策のポイントは除湿と消臭。
今回、活躍するのが安くて万能な「重曹」です。
重曹には湿気を吸い取る力と消臭効果があるのでぜひ活用してみて下さい。
①出来るだけ口が広く深さが5㎝程度あるグラスやプラスチック容器などを用意します。
②用意した容器に重曹を8分目くらいまで入れます。
③そのままでも良いのですが、倒した場合にこぼれないように粗目のガーゼや履かなくなったストッキングなど空気を通しやすい素材のもので覆い輪ゴムで止めます。
④これを数個つくって下駄箱に設置すれば完了です。
私の場合はプリンでお馴染みのモロゾフのグラスを使っています。
定期的に重曹の表面が固まっていないか確認して下さい。
湿気を吸収することでサラサラの重曹がボソボソになるので、その部分を取り除き新しく補充してください。
取り除いた重曹はお掃除用に再利用できるので捨てずに置いておけば無駄なく使えます。
また靴の異臭の原因は「イソ吉草酸」や「プロピオン酸」と言われる酸性の物質です。
重曹には酸性の臭いを消す効果があるので下駄箱の消臭対策にもなるという訳です。
女性の方なら重曹をティーバッグに入れてブーツの中に入れておけば湿気と臭い対策になりますよ。
重曹には「医療用」、「食用」、「工業用」があるので食用を購入してください。
重曹を購入する際は50g程度の容量で売れれているものは非常に割高です。
ネットやドラッグストアなら5㎏が1,000円程度で購入できるのでお勧めです。
重曹は掃除、野菜のあく抜き、消臭剤、虫歯予防など様々の用途で活躍するので多めに買うのが経済的です。
ぜひお試しあれ!
カビの繁殖条件は湿度・温度・栄養分
湿気対策の目的で一番多いのはカビの繁殖防止。
ここでカビが繁殖するための条件である湿度、温度、栄養分について知っておきましょう。
【カビが繁殖するための条件】
■湿度・・・・湿度70%以上で活発に繁殖します。60%以下だと絶対にカビが発生しないという訳ではありませんが、湿度が低いに越したことはありません。
■温度・・・・カビが繁殖しやすい温度帯は20℃~30℃と言われています。特に25度前後が活発に繁殖します。梅雨の時期に多い温度帯でもあるので注意が必要です。
■栄養分・・・カビの栄養分はありとあらゆる物と言っても過言ではありません。食品は勿論、ホコリ、壁紙、畳、木材、ダニの死骸、人の垢と全てを取り除くのは不可能です。
このカビが繁殖する条件を見ると完全に防ぐというのは不可能に近いですね。無菌室にでもしないと100%無理でしょう。
しかし、これらの条件を少しでも取り除くことでカビの繁殖を抑制することは可能です。
①部屋の換気をまめにする。窓を開けたり換気扇を回す。扇風機で部屋の空気を循環させるなどの対策で劇的に改善されます。
②温度管理に関しては押し入れやクローゼット、下駄箱などの閉じられている部分を開け放ち湿って暖かい空気が滞留しないようにすることが大切です。
③栄養分を与えないという事で掃除をしてホコリや雑菌をためない。食べ残しを長期間放置するのはもってのほかです。テレビや家具の裏などは要注意です。
これらの対策だけでも充分に効果が見られるので面倒くさがらずにやってみましょう。
まとめ
湿気は家屋を痛めるだけでなくカビを繁殖させて健康にも悪影響を与えます。
小さなお子さんいる家庭では特に深刻な問題です。
カビが生えることで空気中に舞う浮遊菌が多くなり、それを体内に吸い込むことで健康被害の可能性があります。
またお気に入りの服や靴がダメになったり、壁紙にシミが出来たりと財産にも損害を与えます。
少し頑張って対策することでこれらのリスクを減らせるので梅雨の時期を迎える前に準備してみてはいかがですか。
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