熟年離婚後の女性は生活に困らない?後悔しない為に心得ておくべきこと。
2018/11/14
熟年離婚という言葉を聞きなれ、さほど特別な事でもないような風潮になっています。
実際50代を過ぎて子供もある程度、手を離れて長年の不満や人生の理想に悩んで離婚を考えている女性は多いようです。
中には周りの友人や知人にも熟年離婚された方が居られるのではないですか?
熟年離婚には定義があるようで、50代以降の高齢での離婚と若くで結婚して婚姻期間が20年以上ある夫婦の離婚を指すようです。
今回は50代以降の熟年離婚に悩まれている方に向けて書いていきます。
今現在、自身がその問題に悩まれていて経験者に離婚後の生活の現実やアドバイスを教えてもらえる環境なら参考になりますね。
しかしデリケートな問題なのでなかなか離婚を考えている段階で相談できないという方もいらっしゃるようです。
そこで、離婚を決断する前に知っておくべきこと、その後の現実などをお伝えしていきますので、それも踏まえて本当に離婚が最善の選択なのかを自問してみて下さい。
パートナーへの不平不満、経済的な問題、暴力、浮気など理由はそれぞれだとおもいますが、それでも2人で1つの家庭が成立していた事に間違いはありません。
これからは1人で生活を成立させていくという現実問題にしっかりと向き合って答えを出してください。
今回は離婚に関する専門的な内容ではなく、経験者の体験談や再度自分自身に向き合う為の内容をお伝えしていきます。
最後まで読んで貴女にとって最善の選択をしていただければ幸いです。
熟年離婚して良かったと感じる女性のケース
まずは離婚をして良かったと感じているケースです。
離婚して良かったと感じている方の離婚理由は以下の通りです。
●DVなど暴力に怯えていた。
●継続した浮気が原因で孤独感や自尊心を傷つけられていた。
●借金や浪費癖による経済的不安。
以上の3点が離婚の原因であった場合、その後の生活が多少苦しくとも今の方が幸せだと感じる方が多いようです。
話し合いで解決せず、改善しようとする意思も感じれないまま月日が流れて、我慢の限界に達したケースです。
このように離婚原因が明確で、その後の苦労や孤独感、経済的な不安があったとしても結婚生活を継続するよりも解放されて自分の人生を生きる方が幸せだと感じている方が多いようです。
女性が熟年離婚をしてから後悔するのはどんな時?
次に離婚をした後に後悔するのはどのような時なのでしょうか?
特に多いケースをご紹介します。
●孤独感を味わった時。
離婚後も子供と同居するケースならましなのですが、就職や結婚で子供が独立し独居になった時に孤独感に苛まれる場合が多いようです。
●経済的な不安。
婚姻中も仕事を続けていた方なら問題ないのですが、専業主婦として家庭を守ってこられた方は必ず直面します。
年齢、キャリアなどを考えると例え1人の生活であっても簡単な事ではありません。
●高齢の親の介護
50代での離婚となると、その親は70代から80代になります。
ちょうど介護が必要になる年齢に差し掛かります。兄弟で助け合えるなら問題ないのですが、そうでない場合には自分の生活の為に仕事をしなくてはいけないのでどうにもなりません。
後悔される方の多くは、感情が先走り離婚された方が多いようです。
「女は感情的に物事を考え、男は理論的に物事を判断する。」と言われますが、まさにこの言葉が当てはまるのではないでしょうか?
私も含めて女性はどうしても感情的、生理的な感覚が前面に出てしまう事が多々あります。
離婚に関しては、理論的、効率的、現実的な観点で冷静に考える事が大切です。
また、ある一部分の要素に支配されて全体を判断できていない状態で答えを出すのは控えるようにしましょう。
熟年離婚後の女性は生活に困らない?
結論から言いますと大半の女性は離婚後が順風満帆という訳では無いようです。
その要因としてはやはりお金の問題です。
逆に言えば、生活に困らないだけのお金があれば離婚する女性はもっと増えるのではないでしょうか?
夫に財産や経済力があり、離婚する際に慰謝料や財産分与、年金分割などの話し合いが合意されていればある程度の目途はたちますが、離婚を急ぐあまり金銭的な話し合いを充分にしないで離婚するケースが多いようです。
感情が先走り離婚を実現させることに意識が集中しすぎるようです。
実際に離婚が成立したは良いが、住む場所やそれに関わる費用、ひいては離婚後に生活資金を計算して現実に返るということも耳にします。
現在の自分自身で稼げる金額や住居の確保、そして一人で生きていく覚悟があるのかをしっかりと自問自答してください。
離婚を考えるほど夫に対して不満やストレスがあるかも知れませんが、何十年と二人連れ添って生活が成り立っていたことも忘れてはいけません。
生きていくという現実を踏まえて割り切るところは割り切り、相手の良い所に目を向けてみてはいかがでしょうか。
経済的に困窮して子供の支援を受けなければいけないような状況は避けたいものです。
もし子供に負担を掛けるような状況になってしまうと、自己嫌悪に陥り幸せになるつもりで離婚したのに・・・という結末が待っているかもしれません。
多くの熟年離婚者がその後の生活に困っているという現実を踏まえてよく考えてみましょう。
まとめ
身の危険や精神的に追い込まれているような場合は離婚という選択肢がベストかも知れません。
しかし性格の不一致や、子供が手を離れ他に自分の求めている人生があるんじゃないかという曖昧な理由なら再考する必要があるかも知れませんね。
夫婦に限らず人間関係は相手の短所と付き合うのではなく長所と付き合うのだと言われています。
「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」という状態になってはいませんか?
今一度、過去から現在に至る夫婦の時間を思い起こして本当に離婚したいのか、それがお互いにとってベストなのか考えてみてください。
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