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防水スプレーを吸い込むと有害で肺炎の恐れも!使用時の注意点は?

      2017/07/13

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キャンプ用のテントやスキーウエア、衣類に靴など様々なアイテムに使用される防水スプレー。

水や汚れを弾き素材の保護にも役立つ便利グッズです。

防水したいものに吹き付けるだけのお手軽さから愛用されている方も多いようです。

しかし、使用方法を間違えると重大な健康への影響があるのをご存知でしょうか?

実は日本中毒情報センターには防水スプレーの吸引による体調不良の相談件数が増加しているようです。

重篤な場合は入院に至る危険性もあるようなので使い方には注意が必要です。

夏の行楽シーズンを前にアウトドアや旅行に行かれる機会も多いと思いますので、防水スプレーの使用方法の注意点をお伝えしていきます。

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防水スプレーを吸引すると有害で肺炎の恐れも

防水スプレーを吸い込んだ場合の症状としては息苦しさを感じたり嘔吐や頭痛、発熱をおこす事が多いようです。

防水スプレーの成分には「フッ素樹脂」や「シリコン樹脂」が使われていて、これを吸引することで肺に付着して呼吸困難に陥るような危険性もあるようです。

中毒症状を起こした事例としてはスプレーを200mlから500mlしたケースが多く報告されています。

症状の経過としては使用直後に深呼吸ができず息苦しさを感じ、咳が止まらなくなる。

その後、発熱などの症状へとつながります。

事例として室内で防水スプレーを大量に使用していた女性が体調不良で診察を受けた結果「過敏性肺炎」と診断され9日間の入院をしたという報告も挙げられています。

大人の場合でも重篤な症状に至るので、スプレーを使用する際には近くに子供やお年寄りがいない事を確認することも大切です。

防水スプレーを吸引した場合の処置

防水スプレーの吸引によって呼吸困難などの症状が出た場合の家庭での応急処置について。

【吸入した場合】

屋外で新鮮な空気を吸いましょう。

【眼に入った場合】

清潔な流水で15分以上洗い流す。

【皮膚に付着した場合】

石鹸で擦りながら水で洗い流す。

これらの応急処置を施しても症状が改善されない場合は速やかに医師の診断を受けましょう。

受診する際は本人や家族が使用状況やスプレーの使用量、患者の症状の経過、溶剤の種類などを正確に医師に伝えることで適切な処置を迅速に行えるようです。

重症に繋がるケースもあるので放置せずに医療機関で診察を受けるのがベストです。


防水スプレー使用時の注意点

■使用前に注意書きを読みそれに従う。

■屋内、車内のような狭い空間での使用は厳禁。

■マスクを着用する。

■周辺に人がいない事を確認する。

■一度で大量に使用せず、数回に分けてスプレーする。

■風の向きに注意して風下に立たないようにする。

■長袖の服を着用して皮膚などへの付着を防止する。

■出来るだけ体から距離をおいてスプレーする。

以上の注意点を守れば大量に防水スプレーを吸引してしまう可能性は低くなります。

まとめ

防水スプレーによる事故は夏と冬に多く報告されるようです。

夏場の場合はキャンプなどのアウトドアの準備でテントや靴などへの防水加工で吸引する。

冬場はスキーやスノーボードなどウインタースポーツ用品への防水加工など。

特に冬場は屋外が寒いからと屋内でスプレーをする場合があるようですが、これは完全にNGです。

たかが防水スプレーと侮ることの無いよう、細心の注意を払って使用するようにしましょう。

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