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マダニに噛まれた場合の取り方は?症状や予防方法を知り感染症を防ぐ。

   

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ニュースでマダニに噛まれることで発症する感染症での死亡事例が報道されています。

えっ、ダニに噛まれただけで死んじゃうの?って思われるかも知れませんが『殺人ダニ』と呼ばれるほど本当に危険なんです。

中には家庭菜園の手入れをしている最中にマダニが体についていたという事もあるようです。

この様にマダニは山や草むらに生息するので日常生活でも噛まれる危険性が高いのです。

子供さんのいるご家庭や自然の多い環境で生活している方は特に注意しましょう。

活動時期は4月~10月が最も活発になるそうなのでこれからの季節は要注意です。

ではマダニに関する基礎知識をご紹介していきますので、もしもの時の為にお役立てください。

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マダニに噛まれた場合の取り方は?

マダニに噛まれも激しい痛みがある訳ではありません。

チクッとした感覚と痒みがある程度です。

さらに噛みついたマダニは麻酔効果のある成分で存在を分かりにくくするんです。

なんて巧妙な手口を使うのでしょう・・・恐るべし。

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ではマダニに噛みつかれているのを見つけたらどうやって取り除けばいいのでしょうか?

まず一番やってはいけないのが、驚いて雑に引きはがしたり潰すという方法です。

マダニが血を吸っている最中に強引に引き抜こうとしたり潰すとクチバシ(口先)が皮膚内に残ってしまいます。

これが後に感染症などの原因になるので要注意です。

もしクチバシが残ってしまうと皮膚を切開して取り除かなくてはいけない場合もあります。

最善の方法は速やかにそのままの状態で皮膚科を受診することです。

しかし、気付いたのが夜間であったり、登山中や近くに病院が無いような状況の場合は放置しておくのも気持ちが悪いですよね。

そんな状況での処置の仕方をご紹介しますが、先ほども書いたように無理に引っ張らずクチバシが残らないというポイントを忘れないでください。

■虫よけスプレー・アルコールを活用■

虫よけスプレーやアルコールをティッシュなどに充分しみ込ませたものをマダニに覆いかぶせます。

虫よけスプレーはDEETという成分を含んでいるものが効果が高いようです。

しばらく放置するとマダニ自ら吸血をやめて皮膚からはがれます。

■殺虫剤を塗り付る■

害虫用の殺虫剤をティッシュや綿棒に吹き付けてからマダニに塗り付けます。

殺虫効果で苦しくなりマダニ自ら外れます。

■ワセリンやハンドクリーム塗り付ける■

ワセリンやハンドクリームを塗るとマダニが窒息状態になり外れます。

■マダニ除去専用のピンセットで取り除く■

アウトドアグッズとしてマダニを覆うように根こそぎ外すピンセットが販売されています。

これで吸着部分をしっかりとホールドして引き抜くと除去できます。

取り除くポイントはマダニ自らが吸着をやめて外れてくれるというのがベストです。

自ら外れることで吸血している口先部分が皮膚に残らないからです。

最後にご紹介したマダニ用のピンセットは、私が山へ良く出かけるので常に携帯しているものです。

マダニの付着も何度か経験しているのでピンセットで除去する場合もありますが、使い慣れていない方は取り除く際に口先が皮膚内に残る可能性もあるのであまりおススメではないです。

以上の方法でマダニが取り除けても、その後に皮膚科での診療を受けて感染症などの予防処置を受けるようにしましょう。

診療に行く際に、吸着していたマダニを紛失しないように密閉容器などで持参する方が良いみたいです。

マダニに噛まれた場合の症状は?

マダニに噛まれることで起きる感染症は主に4つの症例が挙げられます。

それぞれの感染症によって症状や潜伏期間などが異なるのですが、重症化すると死に至るケースもあるので要注意です。

各感染症と症状、発症までの期間は以下のようになっています。

■重症熱性血小板減少症候群 (SFTS)■

SFTSというウイルスを持ったマダニに噛まれることで感染する。

●潜伏期間・・・6日~2週間

●主な症状・・・発熱、下痢、腹痛、吐き気、嘔吐、食欲低下

●重い症状・・・頭痛、筋肉痛、昏睡、意識障害、痙攣、リンパ節腫脹、紫斑、下血など

重症化し死亡する事例も報告されています。

■ライム病■

●潜伏期間・・・1週間~3週間

●主な症状・・・噛まれた箇所を中心に遊走性の紅斑が現れる。倦怠感、発熱、悪寒、頭痛、関節痛、筋肉痛

●重い症状・・・筋肉炎、関節炎、心疾患、眼症状、皮膚症状、神経症状、インフルエンザに似た症状

■つつが虫病■

オリエンティア・ツツガムシというウイルスを持ったツツガムシ(ダニの1種)から感染。

●潜伏期間・・・1週間~2週間

●主な症状・・・高熱、発疹、悪寒、頭痛、倦怠感

●重い症状・・・咬まれた部分の周辺及び全身のリンパ節が腫れる

可能性は低いようですが播種性血管内凝固症候群を発症し死亡に至る場合もある。

ツツガムシは小さく刺されても気付かない事が多いので生息域へ行った後は全身をチェックしましょう。

■マダニ媒介性の回帰熱■

●潜伏期間・・・2週間~3週間

●主な症状・・・発熱、悪寒、頭痛、倦怠感、筋肉痛、関節痛

●重い症状・・・意識障害、痙攣、昏睡などの神経症状。紫斑、歯肉出血、下血などの出血症状。リンパ節腫脹、呼吸不全。

それぞれの感染症による症状には個人差があります。

またマダニに咬まれていること自体に気付かない場合や、咬まれた箇所が分からないという可能性もあります。

キャンプや家庭菜園、その他マダニの生息域へ行った後は入浴の際などに咬まれていないかチェックしましょう。

マダニ被害の可能性がある場合は速やかに皮膚科での診察を受けるようにして下さい。


マダニに噛まれないため予防方法は?

まず知っておきたいのは、マダニの感染症を予防するワクチンはありません!

なので感染症予防の方法はマダニに噛まれないようにすることなのです。

では、どの様にしてマダニから身を守るか?!

●可能な限り草むらや山林などの生息域に立ち入らない。

●生息域へ行く場合は長袖、長ズボンを着用。

●上着の袖は手袋の中、ズボンの裾は靴下の中へ入れる。

●首元をタオルなどで巻き衣服内への侵入を防ぐ。

●帽子を着用する。

●明るい無地の服を着用しマダニの付着を見つけやすくする。

●地面や草の上に腰を下ろさない。

●衣類やタオルを地面や草の上に置かない。

●虫よけスプレーを利用する。

●帰宅後は屋外でマダニが付いていないか確認し速やかに洗濯する。

●すぐに入浴し体に吸着していないかを確認する。

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ポイントはとにかく素肌を露出しない事。

また袖口、裾などから侵入されないようにソックスや長靴などの中に入れる。

さらに頭部へ吸着する場合もあるので帽子や首にタオルを巻いて露出を防ぎましょう。

頭や首筋など油断している箇所を噛まれることが多いようです。

帰宅後は着用していた衣類やタオルなどはすぐに洗濯するか、そうでない場合は屋外に置いておくようにしましょう。

衣類に付着していることに気付かず、室内にマダニが侵入する危険性があります。

慎重すぎるくらいの対応を心掛けましょう。

まとめ

無防備に自然の中に入ると気づかないうちにマダニが噛まれる危険性は高まります。

夏であっても短パン、半そで、サンダルなどで草むらなどに行くのは避けましょう。

また子供さんにもマダニの怖さと予防方法を教えておくことも大切です。

近年では死亡に至る悲しいニュースも伝えられているので、軽く考えずにもしかして?という場合は病院での診察を受けるようにしてください。

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