大台ケ原の紅葉2017いつが見頃?車の渋滞や駐車場の混雑状況の情報ブログ
今やハイカーや登山愛好家に人気の吉野熊野国立公園「大台ケ原」。
奈良県上北山村に位置し日本100名山、日本の秘境100選、日本百景にも名を連ねる自然豊かな絶景を堪能できる。
また山全体が特別保護地区に指定されており手つかずの自然を守り続けています。
山頂付近からは熊野灘が一望でき、気象条件が揃えば富士山を拝めることも。
そんな大台ケ原には春から秋にかけて多くの人々が訪れます。
その中でも特に混雑するのが紅葉のシーズン。
大蛇嵓から望む尖った岩山を覆うように紅葉する景色は特に人気のスポットです。
今回は紅葉の見頃と混雑状況にスポットをあててお伝えしていきます。
大台ケ原の気候の特徴と注意点
奈良県と三重県の県境に位置し熊野灘までの距離は約20㎞足らずしかなく標高差が約1500mもあります。
太平洋から湿気を大量に含んだ空気がこの標高差の斜面を吹き上がり急速に冷やされ雲になり大雨を降らせるメカニズムになっています。
年間で平均降水量が多い9月に比べると10月が約半分、11月は約1/3程度なので天気予報をみて計画を立てて下さい。
降水確率の低い日であっても急激な天候の変化があるのでレインウエアなどの雨対策は忘れないようにしましょう。
レインウエアなどの雨対策は濡れない為でもありますが、降雨によって気温も急激に下がる場合もあります。
寒さ対策も忘れずに一枚余分に重ね着できる衣服をザックに入れておきましょう。
10月の山頂付近の気温は過去のデータで最高気温11.8℃/平均気温6.7℃/最低気温2.4℃。
11月は最高気温6.4℃/平均気温1.2℃/最低気温-2.8℃となっています。
私の経験上ではここまで気温が低いようには感じませんでしたが、気象データを調べるとこのようになっています。
大台ケ原のハイキングコースは基本的に整備されているので初心者の方でも比較的歩きやすいコースになっています。
しかし場所によっては岩や木の根っ子など不安定な箇所があるのでトレッキングブーツを着用しましょう。
岩場で足を滑らせたり、木の根っこで捻挫をする恐れがあります。
特にシオカラ谷のコースに行く予定の方は注意が必要です。
また大蛇嵓や手前の箇所は足場がかなり不安定です。
初心者向きのコースとはいえ準備と装備は怠らないことが大切です。
大台ケ原2017の紅葉の見頃はいつ?
ミズナラ、ツタウルシ、シロヤシオ、ブナ、ナナカマドなどが美しく色づき赤や黄色に紅葉した木々が山肌を染める様は圧巻です。
展望三叉路からは紅葉越しに熊野灘が一望でき、日出ヶ岳の展望台からは360度の大パノラマが楽しめます。
そして何と言っても一番の見どころは大蛇嵓からの景色。
谷底まで約800mという高さから眺める景色は雄大で山ならではの紅葉を堪能できます。
大台ケ原の紅葉の見頃は気温や気候の影響で大きく変わってきます。
また全国でも有数の降雨量を誇り雨や風の荒天が多く、見頃になってから散るまでの期間に大きな影響を与えます。
ここ数年の紅葉状況を調べると見頃のピークや期間にバラつきがみられます。
【過去5年の紅葉データ】
■2012年■
11月に入り色づき始め10日頃に見頃を迎える。
気象条件が良く12月の1週目まで約1か月間の見頃が続いた。
■2013年■
9月下旬から色づき始めるが見頃を迎えたのは10月20日頃。
11月に入るとすぐに散り始めた為、見頃は約10日間と短い年になった。
■2014年■
2014年は10月の気温が高かったせいか色づき始めたのが10月の下旬。
そこからゆっくりと色づきが進み見頃を迎えたのは11月20日過ぎ。
12月に入りすぐに散り始めたので見頃は約1週間ほど。
■2015年■
10月に入るとすぐに色づきが始まる。
10月中旬に見頃を迎え、11月の初旬まで約2週間が見頃となる。
■2016年■
10月に入る直前くらいから色づきが始まる。
10月15日頃に見頃を迎えるが気象条件が悪くすぐに落葉が始まりほとんど見頃はない年になった。
以上のように過去5年だけでもその年によって見頃の時期や期間は大きく異なります。
また気候や天候で色づき具合にも大きな差があります。
2017年の9月22日時点ではまだ色づきは始まっていません。
ウエザーニュースの紅葉予想は以下のようになっています。
●10月に入ると徐々に色づき始める。
●10月16日頃から見頃。
●11月5日頃まで見頃。
●その後に落葉が始まり11月10日頃に終わる。
現時点での予想になるので今後の気温の変化や気候で状況は変化します。
紅葉狩りを予定されている方は直前の天気と紅葉情報をリサーチしましょう
紅葉シーズンの渋滞と駐車場の混雑状況は?
大台ケ原も年々訪れる人が多くなっているように感じます。
年間でも春のハイキングシーズンと秋の紅葉のシーズンは想像以上に多いと感じます。
バスでのアクセスも可能ですがほとんどがマイカーで来られる方が多いので注意が必要です。
私が紅葉のピーク時に訪れた際はビジターセンターに早朝の5時前に到着しました。
その後、ハイキングを楽しみ9時ごろに下山して戻ってみると駐車場は満車。
さらに駐車できない車が車道脇に縦列駐車の長い列を作っていました。
その後もどんどんと車が増え続けているようで2キロ~3キロにもおよぶ大渋滞・・・
これでは日出ヶ岳の展望台や大蛇嵓からの眺望も混雑でゆっくりと楽しむのは困難かな?
紅葉のシーズンに行く場合は5時には到着することをおすすめします。
まとめ
大台ケ原は比較的、難易度も低くハイキングコースも整備されているので初心者の方にもおすすめです。
とは言っても装備や服装などはしっかりと準備してくださいね。
日常とは自然環境が異なるので突然の気候や温度の変化があります。
また紅葉シーズンは多くの登山者がいるのでまず心配ないと思いますがツキノワグマも生息しています。
熊よけの鈴やラジオなど音の出る者を携帯しましょう。
また自然環境を壊すぬようにゴミは必ず持ち帰り、草花や木々などの保存にも気を配りましょう。
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