熟年離婚したら女性は幸せになれる?メリットとデメリットで判断する
2018/11/14
熟年離婚という言葉を聞いてもさほど珍しいと思わない時代。
このブログにアクセスされた方は少なからず熟年離婚に対して意識したことがあるのではないか。
今現在、悩んでいる人も多いでしょう。
イメージ的には妻の方から切り出すケースが多いように思われるが、近年では夫の方から離婚を望むケースも増えているようだ。
夫婦の形はその数だけ違う訳で、離婚へと至るあらすじも様々。
今回は女性の熟年離婚にポイントをおいて考えてみたい。
もし貴女が現在、離婚を考えているとするならばこれまでの二人の人生や今後の生活について深く考える必要がある。
パートナーの嫌な部分だけにフォーカスして、客観的に判断できない状態になってはいだろうか?
答えを出す前に今一度、自分自身に問いかけてみてはいかがなものか。
熟年離婚した女性は幸せになれるのか?
離婚に至る原因や経済的な環境によって離婚が最善の選択であったのかに大きく影響します。
例えば暴力、借金が原因であるケースでは離婚後の生活が多少苦しくとも後悔は少ないようだ。
逆に性格の不一致、価値観の違いといった主観的な理由の場合は離婚後の現実を知り後悔するケースが多い傾向にある。
もちろん上に記したような傾向も大まかなものでそれぞれの夫婦によって結果は異なるのは言うまでもない。
日常的な暴力(DV)に悩んでいる場合は身体的、精神的な危険にさらされているので家族や友人などに相談し離婚という選択肢は充分に考える必要がある。
また浪費癖やギャンブル依存症などによる借金での経済的な破綻も離婚によって清算する方が良い結果となる場合が多いようだ。
離婚後の収入源の確保は簡単ではないが、子供が独立してる場合などは自分一人の生活費を工面すればなんとかなる。
暴力や借金で悩まされた女性の場合は離婚後の苦難も以前に比べれば幸せだと感じれるようだ。
一方、性格の不一致や価値観が違うという理由での離婚は先ほども述べたように後悔するケースが珍しくない。
同じ屋根の下で当たり前のように生活をする中で相手への感謝の気持ちや、現在の生活が成り立っている事への有難みを忘れてしまっているのではないか。
夫の収入だけでは生活費が足りなくて共働きであったとしても2人分の収入があるからこそ成立している事も事実です。
仲の良さそうな夫婦を見ていると自分が不幸に思えて悲劇の主人公になってはいないだろうか?
何一つパートナーへ不満の無い夫婦なんて存在しません。
目をつむること、割り切ることは必要です。
完璧な人間などいないのだから。
もともと違う家庭に生まれ、違う環境で育った者同士が人生を共にするのだから求めすぎてはいけないのです。
暴力や借金などの問題がないのなら、今の生活を維持して自分自身のやりがいや楽しみを見つけて割り切ってみてはいかがだろう。
熟年離婚をした女性が幸せになれるのかという答えはあなた自身が人生において何を最優先させたいかというのを明確にしましょう。
ドライな言い方になりますが理想と現実を天秤にかけてどちらに傾くのかを冷静に判断することが重要なのです。
次の章から熟年離婚によるメリットとデメリットの例を紹介します。
自分への問いかけの参考にしてください。
熟年離婚した女性のメリット
長年の結婚生活で積もりに積もった不満やストレスから解放され離婚という選択が正しかったと感じる時の一例です。
■夫からの暴力から解放された時
■夫が原因の借金などによる経済的ストレスから解放された時
■夫の浮気による精神的苦痛から解放された時
■舅姑や夫側の親族付き合いから解放された時
■舅姑の介護へのプレッシャーから解放された時
■自分の趣味や友達付き合いに制限がなくなった時
■新しい恋愛や再婚への期待が持てた時
■自分のお金が自由に使える時
女性が結婚によって我慢していたり失っていたものが取り戻せたときに幸せを感じるようです。
それぞれの項目で継続的に幸せを感じれそうなものと、一時的な欲求である可能性のあるものが混在していいる印象です。
貴女が離婚後に望んでいるものが何かを見極め判断してください。
熟年離婚した女性のデメリット
悩んだ末に離婚を決意したのだが現実に直面して気付く一例です。
■今後の生活費や医療費等の不安
■孤独感から来る寂しさや不安
■専業主婦であった場合の社会復帰の必要性
■生活水準の低下
■子供や孫に対しての祝い事で充分な対応が出来ない
■病気になった場合の不安
熟年離婚のデメリットの要因を総括すると経済力の有無です。
上記のデメリットは経済的な余裕があれば解決できるものが大半です。
精神的な孤独感についてはお金だけの問題ではありませんがそれ以外はお金で解決できます。
現実問題として経済的に見通しの立たない離婚は最善の選択とは言えません。
充分な財産分与や慰謝料、年金分割などお金の確保が出来る場合は良いのですがそうでない場合は再考することをおすすめします。
例えば夫の両親が資産家で死亡後に夫が相続したとしても、それは「特有財産」といって分割の対象外になります。
基本的に財産分与は婚姻中に夫婦で築き上げた財産が「共有財産」として分割の対象になるようです。
もう一つの例として夫の退職金についても受け取る直前や支給後なら分割の対象になるのですが、例えば退職が10年先などの場合は分割対象として認められる可能性は極めて低いでしょう。
まとめ
今回は熟年離婚のメリットとデメリットについてお伝えしましたが、離婚に至る状況や環境は様々です。
熟年離婚を良い結果にするキーワードを上げるとするなら「充分な経済力」でしょう。
しかし離婚の原因が夫の借金や暴力、精神的苦痛であった場合は多少の経済的な不安も受け入れることが出来るかもしれません。
離婚によって得るものと失うものを自分自身に問いかけて得るものがプラスであるならば離婚という選択をしてもいいのかもしれません。
判断する場合には感情的に考えるより理論的、現実的な思考で判断しましょう。
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