節分に恵方巻きを食べるのはなぜ?恵方巻きの食べ方と方角を知ろう!
2016/02/02
日本の2月3日と言えば節分です。
節分とは『季節を分ける』という由来があります。実は春夏秋冬の季節の分かれ目にそれぞれ節分があるんですよ!知ってました?
なぜ、立春の前の日の節分が現代にも色濃く残っているのかというと、日本の1年の始まりが立春であったので年の始まりの行事として受け継がれてきたんです。
そして節分の行事として『豆まきする』、『恵方巻きを食べる』といった習わしがあります。
今回は『恵方巻き』にスポットをあてていきましょう!!
節分に恵方巻きを食べるのはなぜ?
近年では『恵方巻き』として全国的に認知度がありますが、実は少し前までは日本全国に昔からある風習では無かったんです。
僕の住む関西地方では生まれた頃から(40数年前)からありましたので、日本の風習として全国的なものだと思っていたのですが、確か20歳を過ぎた頃に
関東の知人に何気なく節分に恵方巻きを食べる話題を何気なく話すと「えっ、何それ??」という反応にビックリしたのが印象的でした。
では、なぜ節分に恵方巻きを食べるのでしょうか!?
由来は明確ではないのですが、江戸時代が終わるころ大阪の商人たちが商売繁盛と厄払いを兼ねて立春の前日の節分に「幸運巻寿司」を食べたのが始まりと言われています。
「幸運巻寿司」とは太巻きに7種類の具材を入れていました。7種類の意味は七福神の縁起にあやかる意味があります。
節分は昔の大晦日にあたるので、縁起をものを食べて新しい年が良い年になるようにと願いを込めて食べていたようですね!
余談ですが、昔の大晦日にあたるという事から地域によっては蕎麦を食べる文化もあるようですね。
恵方巻きの食べ方は?
恵方巻きを食べる時にはいくつかの決まりがあります。それを守って食べることによってご利益を得ることが出来るんですよ!
では、恵方巻きを食べる際のルールを学んでいきましょう。
まず、恵方巻きを食べ終わるまでは喋ってはいけません。願い事をしながら無言で食べるます。
そして太巻きは切らずに1本を丸かじりします。切らずに食べるのは「縁を切らない」と意味があります。
元来の年の始まりに願い事をし、人とのご縁を願いながら恵方巻き食べるという日本の風習を楽しんで下さいね!
恵方巻きを食べる時の方角は?
恵方巻きを食べる際に、恵方と呼ばれる方角を向いて食べましょう。
恵方はその年によって方角が異なるのですが、恵方ってどっち?ってなりますよね。
恵方とは歳得神様がいる方向を言います。要はその年の神様がいる方角に向いお願いをしながら食べるわけです。
その恵方の法則は西暦の1の位で決まるんです!
その法則は以下の通りです。
1の位が・・・
0、5 の年の恵方は『西南西』
1、6、3、8の年の恵方は 『南南東 』
2、7 の年の恵方は『北北西 』
4、9 の年の恵方は『東北東 』
となっています。
恵みの方角、恵方の意味を理解したうえで食べると、更に節分という日本の文化を家族で楽しんで過ごせますよ!!
まとめ
ただ何となく節分の恵方巻きを食べるのではなく、由来や作法を理解することで気持ちの印象も変わってきます。
日本の文化や由来を子供達に伝えながら節分の行事を行えば、違った楽しみ方が出来ますよ。
節分に限らず、行事や風習の意味や由来を知る事でより深く日本の文化に触れる事ができますよ!!