玉置神社へ車なしで行ける?電車とバスでのアクセス方法まとめブログ
玉置神社と言えば「呼ばれし者しか辿り着けない」と言われるほどの全国屈指のパワースポット。
実際に行ってみて感じたのはスピリチュアル的な要因以外に交通手段や地理的要因でのアクセスの不便さも関係して辿り着けないのでは?と思い調べてみました。
今回はマイカーではなく電車やバスなどの公共交通機関での行き方、アクセス方法についてのまとめです。
もしマイカー以外で参拝を検討されている場合はこのブログを参考にして下さいね。
玉置神社へ車なしで行ける?
玉木神社が鎮座するのは奈良県の大峰山脈の一つである玉置山(標高1,076m)の山頂直下です。
本当にこんな山奥に神社があるのか?と思うほどの険しい山道。
道幅も狭く勾配がありカーブの連続。
運転に不慣れな方や高齢者のドライバーには過酷な道のりです。
天候の変わりやすい奈良県の山岳地帯は大雨や崖崩れなども頻繁に起こります。
実際に道路には斜面から落石や道路の陥没しいている所なども数多くありました。
これらの要因もあって「呼ばれし者しか辿り着けない」、「ご縁が無ければ行くことが出来ない」と言われる由縁なのかと感じました。
今回は車が運転できない人やマイカーが無い人って来れるのか?という疑問が沸いたので調べてみました。
電車、バス、タクシーを利用しての行き方とアクセス方法をまとめたので、今後参拝される場合は参考にしてもらえればと思います。
電車の各駅から八木新宮特急バスを利用して十津川温泉へ
十津川村には鉄道は走っていません。
アクセスの拠点となるのは奈良方面なら近鉄電車の大和八木駅、高田市駅、五条駅。
和歌山方面ならJR新宮駅からになります。
電車でのアクセスはこの各駅までとなります。
この各駅からまずは奈良交通の『八木新宮特急バス』で十津川温泉へと向かいます。
【八木新宮特急バスの豆知識】
特急バスといっても豪華なものではなく普通の路線バスなので過度な期待は禁物です(笑)
でも各座席にはカップホルダーが付いているので軽食や飲み物を用意しておくとより快適なバスの旅が楽しめますよ。
ではSNSでご縁のあったKさんのお写真も交えながらご紹介していきます。
この八木新宮特急バスは走行距離166.9㎞、停留所166ヵ所。
高速道路を利用しない路線バスとしては日本一の路線距離なんです。
路線バスの旅番組でもよく利用される名物バスなんですよ。
この長距離なので途中の五条バスセンターで10分、上野地で20分の休憩があるのでトイレの心配もありません。
上野地は吊橋の長さが日本一という「谷瀬の吊橋」の最寄り駅なので停車中に渡ってみてはいかがでしょう?
路線のその他の見どころは自然豊かな絶景を楽しめる十津川村、世界遺産である紀伊山地の霊場や有名人がお忍びで訪れる温泉地などがあります。
また2018年9月に十津川温泉の停留所に十津川村産の杉やヒノキで造った源泉かけ流しの足湯がオープンしました。
料金無料で7:00~18:30まで利用できるそうです。
そういう意味ではこのバスに乗るのも参拝の一つの楽しみになりますね。
ではここからは各駅から十津川温泉までのアクセス方法の詳細をお伝えしていきます。
■八木新宮特急バスで十津川温泉を目指す■
各駅から玉置神社へ行くには十津川温泉で下車します。
下の時刻表でも分かるように奈良方面からの日帰りはできません。
大和八木駅からの始発は9:15発で十津川温泉着が13:39。
十津川温泉から大和八木駅行きの最終は12:14。
そうです、到着した時点で最終の便は出発した後なんです・・・
大和八木駅発で日帰りする場合は帰りのルートを新宮駅経由で帰るしかありません。
始発の十津川温泉13:39着の便に乗車して十津川温泉18:14発の新宮駅行きに乗るパターンですね。
このスケジュールだと十津川温泉から玉置神社への移動時間と参拝時間を考えると時間的な余裕はあまりないので注意しましょう。
せっかく秘境にあるパワースポット玉置神社へ参拝するなら十津川温泉に1泊して日本一長い「谷瀬のつり橋」などの観光も楽しんでみてはいかがでしょう。
和歌山方面、新宮駅発着ならどの便で行っても帰りの便に間に合うので日帰りが可能です。
宿泊が無理な場合は新宮からのコースがおススメです。
十津川温泉から玉置神社へのアクセス方法
ようやくバスでの長い道のりで十津川温泉までたどり着きました。
しかし、ここらまだ少し移動が必要なのです。
平日は玉置神社までの交通手段がタクシーのみなります。
地元の三光タクシーを利用するのですが、いかんせん田舎なので台数はそんなにありません。
ポイントはバスの到着時刻に合わせて事前予約しておきましょう。
時期やタイミングにもよりますが予約なしで行った場合、全ての車両が出払っていて何時間も待つ可能性もあるようです。
片道の所要時間は約40分で料金は約4,000円が目安です。
●三光タクシー電話番号・・・0746-64-0231
土・日・祝日は世界遺産予約バスが運行されます。
完全予約制なので必ず事前予約に予約することを忘れないようにしましょう。
●運行時間
(往路)昴の郷8:40 → 十津川温泉8:44 → 玉置神社9:24
(復路)玉置神社11:10 → 十津川温泉11:50 →昴の郷11:54
●料金
片道・・・810円
往復・・・1,620円
●予約先
奈良交通 平谷営業所・・・0746-64-0408
●予約受付
平日の8:30~17:00
乗車日前日の17:00までに受付。
前日が土・日・祝日の場合は休日の前日17:00までに予約する。
1名から予約が可能です。
その他にバス無料キャンペーンが実施される場合があります。
このキャンペーンについては十津川村観光協会に問い合わせて下さい。
●十津川村観光協会・・・0746-63-0200
まとめ
さすが秘境と呼ばれる十津川村の山奥に鎮座する玉置神社へのアクセスはしっかりとした計画が必要ですね!
乗り継ぎや帰りのバスの時間などを考えると奈良方面からは1泊で参拝する計画をたてましょう。
八木新宮特急バスの旅も堪能するなら大和八木駅からの乗車がおススメです。
どうしても日帰りでないと無理な場合は新宮方面から行くようにしましょう。
特に世界遺産予約バスを利用するなら新宮駅からの始発で十津川温泉に向かわないと乗り継ぎに間に合いません。
十津川温泉までの各出発地からの所要時間は大和八木駅から約4時間30分、新宮駅からは約2時間30分です。
せっかく遠方からお越しの場合はのどかな路線バスで大自然を満喫し、源泉かけ流しの十津川温泉宿でゆっくりと宿泊してみてはいかがでしょう。