【2016京都の桜】渋滞知らず徒歩で移動できる桜の三名所を満喫!!
2016/03/10
桜と言えば何といっても京都。
数ある花見の名所の中でも街並みや社寺をバックに見る桜は格別です。
しかし、京都でお花見と言っても名所が沢山ありすぎてどこに行けば良いのか迷ってしまいます。
そこで今回は京都人がオススメする1日でのんびりと回れる3か所のお花見スポットをご紹介。
それぞれ特徴のあり徒歩で移動できるスポットを厳選しましたので、ぜひ参考にして下さい。
①【哲学の道】自然に囲まれた小路にできた桜のトンネル
哲学の道の名前は京都の哲学者「西田幾多郎」氏が考え事をしながら散歩をしたというのが由来。
小路の沿って琵琶湖疏水が流れ、北は銀閣寺から南は熊野若王子神社までを結ぶ2㎞の散歩道です。
約450本の枝垂桜や山桜で作られる桜のトンネルは日常の喧騒を忘れさせてくれる癒しの風景です。また、散り始めの時期には川面を桜の花びらが覆う景色も風情があり時間を忘れて見とれてしまう美しさです。
端から端までの所要時間は約30分ほどですが、途中におしゃれな雑貨屋さんやカフェがあるので寄り道しながら贅沢な時間を楽しんでください。
②【蹴上インクライン】映画のワンシーンを感じさせる線路跡
■哲学の道から徒歩で約10分
蹴上インクラインは昔、琵琶湖から京都市内に水路が通っていた時代に水路落差に敷設した傾斜鉄道で船を運ぶための台車を走らせて
いた線路の跡です。
約580m続くインクラインは世界最長で、桜の名所としても有名なスポット。
約90本のソメイヨシノが作る桜のアーチとノスタルジックな線路跡がどこか懐かしい気分にさせてくれます。もう廃線になっているので線路内へ立ち入り桜を楽しむことが出来ます。
シーズン中は多くの花見客で賑わいますが、静かに桜を楽しみたい方や写真を趣味に
されている方は早朝に訪れてみて下さい。ほとんど人が居ないので桜を独り占めできるかも知れませんよ。
③【平安神宮】大極殿と満開の桜は圧巻
■蹴上インクラインから徒歩で約15分
平安神宮は言わずと知れた京都を代表する社寺のひとつですね。
鮮やかな朱色の大極殿や大鳥居をはじめ、小川治兵衛による池泉回遊式庭園は平安の華やかで優雅な時代を感じさせてくれます。
神宮の敷地内には約20種類、300本の桜が咲き乱れ京都屈指の桜の名所として愛されています。
これらの歴史遺産と桜のコラボレーションはまさに京都の春を楽しむには欠かせないスポットです。
また、平安神宮周辺には細見美術館、京都国立近代美術館、京都市美術館が密集しているので少し足を延ばしてアートな時間を過ごしてみてはいかが!?
*拝観料は無料ですが神苑のみ600円の拝観料が必要。
まとめ
京都の桜の季節は大変混雑します。特に道路はあちこちで渋滞がおこり現地に到着しても駐車場に車を入れるのが大変な状態。
今回のコースは鉄道を利用して『哲学の道』~徒歩10分『蹴上インクライン』~徒歩15分『平安神宮』のマイペースでゆっくりと桜を満喫できるプランです。
各名所の移動時間は合計で約25分なので無理なく桜を楽しむことが出来ます。
京都は移動の道のりに様々な景色や甘味処、カフェ、雑貨屋などが点在していますので、それを楽しむのも醍醐味です。
欲張らずコンパクトなエリアに絞って深く散策するのが京都を満喫するコツです。エリアを決めてそれぞれの良さをじっくりと楽しんで下さい。
京都・嵐電の夜桜列車でライトアップされた桜のトンネルに酔いしれる